「頭のよさ」テストを読んだ

医師のつくった「頭のよさ」テスト

を読んだ。
頭の良さには、いくつかのパターンがあって、それらをまとめて認知特性と呼んでいる。
そういった、認知特性には、おおざっぱに
・視覚優位
・言語優位
・聴覚優位
の3パターンあるらしい。また、これらの認知特性は、さらに細かく2パターンに分けられていて、

視覚優位では、
①写真のように2次元で思考するタイプ
②空間や時間軸を使って3次元で思考するタイプ
の2パターン
言語優位では
③文字や文章を映像化してから思考するタイプ
④文字や文章を図式化してから思考するタイプ
聴覚優位では、
⑤文字や文章を耳からいれる音として情報処理するタイプ
⑥音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ
があるらしい。

この本では、これらの認知特性を調べるテストが載っている。それを踏まえ、その認知特性をどう生かしたらいいのか?また、どうやって鍛えていけばいいのか?が載っていて大変為になる。

で、テストしてみると……
①写真タイプでは、32点
②三次元映像タイプは、41点
③言語映像タイプは、17点
④言語抽象タイプは、9点
⑤聴覚言語タイプは、6点
⑥聴覚&音タイプは、9点
と、大変偏った結果になった。圧倒的に三次元映像タイプの特性が高いらしい。聴覚タイプは壊滅的だ…だから、研究室に入った当初、他の人の話に全くついていけなかったのか……
あ、点数としては、14点以下だと認知特性が弱く、15〜25が一般的、26以上は強い認知特性となっている。

研究室に入ってからは、この弱い認知特性を使わなければならない状況に陥っていたため、ストレスが増えていたようだ。それが、うつの原因の一部になったのかも?
なので、どうにか弱い部分を高い部分で補う必要がある。もしくは、弱い部分を伸ばす必要があったのだ。プログラミングでは、コードの全体像や動作を簡単にイメージすることができる。これは、もともとの特性に助けられていたのか……

これらの認知特性の中で、それなりに延ばせそうなのは、言語映像タイプか?そこらへん、意識して使っていく必要がありそうだ。

学校教育では、言語優位タイプに有利にできている。いままで苦労してきたのは、認知特性が低いせいだったのだろうか?

他にも、さまざまな能力について書いてあり、それらを伸ばすにはどうしたらいいのか?こういう認知特性を持った人とどう接したらいいのか?など、さまざまなことが書いてあり、非常に為になる。
一読して、自分の能力や、どうしてダメだった、あのとき失敗したのかなどを考えてみるとこれから生きやすくなりそうな書物なのでぜひ読んでもらいたい