解決する脳の力を読んだ

筆者が、林成之さんという、医学部の教授?ということで、脳の仕組みや、本能という、基本的な原理から、問題解決の方法や、やる気の出し方、コミュニケーション、発想力などを論じている。

そういった、視点から論じているためほかの人の本より説得力があり、非常にためになる。
天下り的に、集中力を出すためにはこうしたほうがいいとだけ、言っている本よりも、人間の脳の根本的な原理から、どうしてこう考えるのか、どうしてこういうときに力が出ないのか、具体的な例を交えて解説している。
何か一つのことをやり通すことができなかったり、人間関係に問題があったり、調子が出ない人は一読してみるといい。

しかし、正直、脳科学には詳しくないので、この内容が正しいのかどうかはわからないが、この人の経歴を見る限りは信用してもよさそう。こういった系統の本では、なかなかにいい本だと思う。
以下、目次
1章、脳の仕組みから解き明かす、問題の解決法とは?
2章、日々の仕事で結果が出せない人の習慣
3章、結果が出ない会社や組織を作る習慣
4章、勝負時に結果が出せなくなってしまう習慣
技術書とかや数学書とか見たく、系統的には書いてないので、部分部分かいつまんで実践したほうがいいだろう。副題が、「無理難題の解決原理と80の方法」と書いてある通り、たくさんの方法が書いてあるので、全部を実践するのはムリそうだ。

同じ著者の「脳に悪い7つの習慣」も、持っているが内容は似たり寄ったりな気がする。しかし、7つの習慣って書いてあるので、80の方法を試すよりは簡単そう。手取り早く試したいのならこっちのほうがおすすめかも。

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
林 成之
幻冬舎
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