研究の仕方、何を作るか、どうやって作っていくか、どう実現するか

何かしようと思ったら、だいたいこの3段階を踏んでいく。
イデアを見つけるとき、どうやってアイデアを見つけるかというと、まずないものを探す。ないもので、これは面白いなと思ったら、どうやって作るかを考えていく。でも、このアイデアが独りよがりにならないためには、人が何を求めているのかが理解できていないと、人には認められない。
一番苦労するのは、この何が人にとって面白いかだと思う。自分は、アルゴリズム系の研究室に所属している。アルゴリズムを見つけて、改良できたとしても、これが何に使えて、どう面白いのか説明できなければ、バッサリ切られてしまう。

研究室に入っても、こういう研究の仕方がわからなければ、だれも研究できない。そして、先生は、そういうことは、態度でしか示してくれない。
なんか、アルゴリズムを見せて、これ面白いでしょ?って、言われてもただの学生にはわからない。その先が見通していないためだ。

正直、大学4年で研究室に入った際には、研究のけの字もわからなかった。 研究テーマを与えられて、この研究をやってください。・・・?これじゃあ、どう進めていけばいいのかなんてわかるはずもない。もっと上位の大学の生徒ならたぶん大丈夫なのだろう。東大生とかのブログを見ていると、そんなこと当然のようにやっていた。

先生は研究の仕方なんて誰でも知っていると思っているのだろう。発表も誰でも簡単にわかりやすく説明できると思っているのだろう。それで、こんな簡単なこともできないのかって思ってストレスに思い、生徒を叱責してしまう。
叱責することで、生徒は怒られるのが怖くなり、消極的になり、研究にストレスを感じるようになる。こんな、負のスパイラルが1年半前の自分の研究室には渦巻いていた。

こんなことが起こるのは、生徒の質が悪いせいなのだろうか?それとも先生が伝えるべきことを伝えていないためなのか、どっちなのだろう。大学では、生徒は一定の能力を持っていて、その能力を持っていない落ちこぼれは、容赦なく切り捨てられる場所なのだろう。

自分は、研究したりすることは好きだが、発表が下手すぎた。一部が優れていても一部が劣っていたら、落ちこぼれるしかないのかなぁ〜